埼玉を彩る伝統産業
埼玉は、伝統的な技術や精神に基づいて、文化や風土、歴史的経緯から、埼玉固有のものとして発祥して現在も知名度が高い「岩槻の人形」「大宮の盆栽」「浦和のうなぎ」を「さいたま市伝統産業」に指定しています。 埼玉の伝統産業として有名なのが、ひな人形として人気の高い岩槻人形です。 岩槻人形は江戸木目込み人形の一種で、江戸時代から作られたといわれています。 江戸木目込みは、京都の木目込み人形に比べて、やせ形で目鼻が小さいという特徴があります。 岩槻人形が誕生した背景に、日光東照宮の造営があります。 岩槻は日光御成街道の江戸から最初の宿場町として栄えた街です。 日光東照宮の造営のため、全国から腕のいい工匠をたくさん集めて作業させていたのですが、その工匠たちの中には、そのまま岩槻に住み着いてしまった人が少なくなかったようです。 岩槻にはたくさんの桐が植えられていて、工匠たちがその桐を使って箪笥や人形を作り、その技法を周りに広めることで、だんだん地元の名物になっていったといわれています。 また、大宮の盆栽もさいたま市伝統産業のひとつです。 盆栽は本来、江戸の町で流行し、現在の台東区や文京区に職人が集中していましたが、関東大震災で被災した職人が、被害が少なく、広い土地ときれいな水と空気のある大宮に移り住み、盆栽村を作ったことにより、大宮の伝統産業になりました。 浦和のうなぎは、現在に伝わるかば焼きの技術は浦和で誕生したものであることから、伝統産業に認定されています。
大宮の氷川神社と北足立台地の密接な関係について
大宮台地は南北に細長い地形で、東には綾瀬川や元荒川が流れ、西側には荒川や入間川などが流れています。この台地の上には関東ローム層が厚く堆積していて、畑作を行うために適しています。北端部は鴻巣市となり、南端部は川口市となります。
大宮台地は下総台地から見れば西側に位置することが分かります。武蔵野台地から見ると東側となり、河川による侵食によって勾配が随所にあることも確認できます。この地形は別名では北足立台地とも称されるわけは、武蔵国足立郡の鎮守となる大宮氷川神社が中心部にあるためです。氷川神社の歴史は極めて古く、古代出雲との関係もあるとされています。
大宮駅の東側から伸びる氷川参道を歩いて行けば、武蔵国一宮の氷川神社が見えてきます。氷川神社が鎮座している場所は、大宮台地の中でも一際に高くなった場所で、高鼻町という地名となっています。現在では大都会の景観となっていますが、もとは見沼という広大な湿地がある場所でした。一説によれば、氷川神社は見沼の神を祀ったことが起原であるともいわれています。謎が多い神社ですが、大宮台地や見沼との関係が密接であることは明らかです。
氷川神社の周辺は、近世には中山道が通過する交通の要衝となりました。明治維新の直後には一時的に衰退しますが、大宮駅が設けられて高崎線と東北本線が分岐する地点となってからは鉄道の街として生まれ変わりました。現在では中心部には鉄道博物館があり、東北地方への玄関口となる地域としての知名度も増しています。
川越と児玉地域の関係や交通路について
児玉から川越へ向かうには、国道254号線を利用することが一般的です。近年では関越自動車道を使うことも多くなり、昔よりも密接なつながりを持つようになったのです。武蔵野台地北端部にある川越と身馴川扇状地に位置する児玉との関係が極めて密接であることは、川越児玉往還という街道の存在からも分かります。
武蔵七党の一つであった丹党は、入間郡から児玉郡にかけての地域を支配下に置いていました。それゆえに、現在の児玉郡や旧賀美郡との関係は現在でも色濃く残っています。中山道や日光街道は特に有名ですが、児玉へと通じる道も同様に重要です。現在でも街道筋には往時を忍ばせる名所旧跡が多く残っています。
大里郡の寄居町から川越を目指す場合には、荒川に架かる玉淀大橋が重要な出発点となります。ちなみに、荒川の玉淀大橋から上江橋までは50kmほどの距離があります。上江橋は川越市とさいたま市の境界にある橋で、国道16号線が通過しています。
県北地域から自転車で川越へ向かうためには、熊谷から荒川自転車道を使い、入間大橋から入間川自転車道へと入ることがおすすめです。入間大橋から上流へと進めば、特徴的な親柱を持った川越橋へ到着します。この橋から市街地へ移動すれば、蔵造りの街並みなどの名所を探訪することができます。
県東部の大宮や浦和よりも、北部の児玉や寄居などの地域との関係が密接なのは荒川によって隔てられているためでもあります。鎌倉街道が通過する地域でもありますから、武蔵国の歴史にとっても極めて重要な地域となります。
所沢でショッピング
所沢でショッピングをするなら、どこへ行くのが良いのでしょうか?所沢駅周辺はそれなりにひらけていますので、ショッピングにぶらぶら歩いてみるのはぴったりといえるでしょう。百貨店の西友やダイエーが主なショッピングスポットといえるでしょうか。多くのお店があるというわけではありませんが、ひと通りのものは揃うと思います。スーパーマーケットなども多いので、日用品を揃える、などの用途でしたらまず困ることはないのではないでしょうか。また、飲食店も多いので、ショッピングの合間にランチやお茶をしたいときにも便利です。
ただ、所沢というと東京との県境に位置し、都心へ行くにも非常に便利です。新宿線と池袋線が乗り入れていますので、電車の利便性も高い場所といえます。そのため、最新ファッションを探しにいきたい!ショッピングを楽しみたい!という方は、所沢市内で済ませるのではなく、東京へ出る方のほうがずっと多いようです。所沢は埼玉ですが、埼玉の中心地よりはどちらかというと都心のほうが便利で近いので、そちらへ出るようですね。実際に都心へ行ってしまったほうがお店も多いですし、チョイスの幅も広くなりますので、当然のことといえるのかもしれません。
日常に使うもののショッピングはほとんど駅前で揃い、そして少し電車に乗れば最新のものが手に入る都心まで行ける・・・そんな風に考えると、とらえようによっては、もっとも使いやすく、利便性の高いエリアといえそうな気がします。
越谷の高校偏差値
越谷で高校受験をしたい方は、高校偏差値を気にする必要があります。また大学進学を考えた時も高校偏差値を基準に受験校を絞ることがセオリーとされているので、この数値はとても大切だと考えられます。越谷の高校偏差値を知りたい方は、インターネット検索をされるとよいでしょう。インターネット上では、高校偏差値を提示しているサイトを見つけることができるので参考にされるとよいでしょう。越谷の高校偏差値が50より上の高校、平均以下の高校を知ることができます。インターネットの偏差値情報だけではなく、越谷の高校受験に長けている中学校の先生からの話も参考にしながら進学先を決定していきましょう。
ナンバースクールや大学進学率が高いいわゆる進学校を目指している方は、受験対応の予備校や学習塾に通うことをお勧めします。学習塾では発展問題等に多く取り組むため、考え方や問題に解き方に関してあらゆる角度から深く入ることができます。また、ほとんどの学習塾が詰め込み式ではなく、マンツーマンで指導をしますので、授業内容がわかりやすい・理解しやすいとも言われています。
学習塾に抵抗がある方は、夏期講習・冬期講習だけでも受けられるとよいでしょう。このほかには、通信講座等を受講することも一案です。通信講座は学習塾よりも月謝がお安く済みますし、自分の時間を作りながらコツコツと勉強を勧めることができますので、ストレスがたまらない学習法とも言われています。ご家族と相談をしながらよりよい学習法を見つけましょう。
春日部の伝統工芸品
春日部は古くから交通の要所として栄え、平坦で平らな土地が広がっていることもあり田畑が多く存在し農業が発展しています。また、春日部には個性ある特産品の生産など、産業も発達してきました。代表的な特産品に「桐たんす」があります。春日部の桐たんすづくりは江戸時代から続くものです。江戸幕府が日光東照宮を造営する際に、工匠たちが桐の産地だった春日部に移り住んで生産を始めたのが由来だとされています。昭和54年には国から「伝統的工芸品」の指定を受け、親から子、孫へと受け継がれ親しまれています。
同じく桐を原材料とした伝統工芸品に「桐箱」があります。桐たんすとともに、300年ほどの長い歴史と伝統があります。春日部の桐箱は、桐の木が豊富な春日部の自然が生み出した恵みです。桐を原材料にして、指物、文庫、箱枕、整理箱などの日用品を作ったことが桐箱の由来だといわれています。尚、桐箱は昭和52年に県の伝統的手工芸品の指定を受けています。さらに、桐を使ったものとしては、「押絵羽子板」があります。戦後、東京から良質の桐を求めて春日部に移り住んだ職人によって作り出されました。江戸時代の浮世絵を思わせるような絵柄が目を引きます。「押絵羽子板」も芸術品として高い評価を受け、「桐箱」と同じく昭和52年に県の伝統的手工芸品の指定を受けています。
春日部は桐材の伝統工芸品が盛んですが、麦わら帽子の生産も有名です。春日部は古くから麦の集散地としても知られており、農家の副業として麦わら帽子が作られていました。
熊谷の住みやすさ
熊谷の住みやすさを考えるときに、夏の暑さと冬の寒さは切り離して考えることができないものです。日本一暑い街と言われるくらいですから、気候的には住みにくいと思っても仕方がないくらいですよね。ですが、実際には熊谷は「人気」とまではいきませんが、そこそこ住みやすい町といわれています。それはいったいなぜなのでしょうか?
確かに熊谷は、地形的にも夏は暑く、冬は寒い土地といわれています。ただ、熊谷が日本一暑い街といわれるようになったのは最近のこと。その原因は、ヒートアイランド現象によって温められた都心の空気が流れこむことと、フェーン現象によって温められた山の空気が流れ込むことと言われています。確かに日中は非常に暑いですが、日が沈み、夜になるとかなり気温は落ちますので、実際に住んでいると他の地域に比べてそれほど「住みにくい」という時間はないようです。
また、それなりに利便性が高いことも、住みやすいと言われている理由のひとつですね。新幹線や高崎線が通っていることにより都心にも通勤することが可能ですし、駅前には百貨店やショッピングモールなど様々な施設がそろっています。ちょっとショッピングするくらいなら熊谷で十分事足りますし、レストランなどの外食をする場所も多くあります。決して規模が大きいわけではありませんが、こうした利便性が高いことは大きなメリットですよね。そんなところが、熊谷が比較的住みやすいと言われる理由となっているようです。
草加市で開催されているイベント
草加市では1年間の間にさまざまなイベントが開催されています。地元の人たちが楽しむだけでなく、他の地域からも多くの人が訪れるイベントも少なくありません。まず「宿場まつり」。草加市といえば江戸時代に宿場町として繁栄したことが有名ですが、当時の賑わいを取り戻し、町の歴史を知るために開催されているのがこのイベントです。「今様・草加宿」地域再生プロジェクトの一貫でもあります。神輿やスタンプラリー、人力車などが登場し、多くの人で賑わいます。
それから「国際ハープフェスティバル」。誰もが知っているものの、実際に音色に接する機会は決して多くない楽器、ハープ。その魅力を知ることができるイベントです。国内はもちろん、世界中から一流のハープ奏者が集まって行われています。なお、イベントでは「日本ハープコンクール」も開催され、これをきっかけにハープ奏者としてのキャリアを積み重ねていく演奏家も少なくありません。
夏には「草加市民納涼大花火大会」が実施されます。毎年の夏の風物詩として定着しており、8月上旬に実施されています。約5000発の花火が放たれる様子は壮観です。子供向けのイベントでは「春の子どもフェスタ」。4月に綾瀬川左岸広場で行われるイベントで、フリーマーケットや気球搭乗、さらには阿波踊りなどのパフォーマンスも披露されます。また、このイベントは小学生から高校生で構成された「春の子どもフェスタ実行委員会」が主催している点も大きな特徴です。
こうしたイベントを楽しんでいる草加市民も多いでしょう。他の地域に住んでいる人もイベント目的に草加市に足を運んでみてはいかがでしょうか。
秩父の寺社など
秩父は歴史的にも古いので多くの寺社があります。秩父鉄道の武州中川駅から徒歩約15分のところにある清雲寺は、臨済宗建長寺派の寺院として知られています。境内には、樹齢約600年といわれるしだれ桜があり、埼玉県の天然記念物として指定されています。さらに大小約30本もの桜が毎年春には見事な花を咲かせて、秩父を観光で訪れる人の目を楽しませてくれます。
また、秩父には秩父札所34ヵ所として、観音霊場が34ヵ所あり、秩父でここを巡ることを秩父札所巡りといいます。1番四萬部寺から34番水潜寺まで秩父エリアを約100キロの行程です。
四萬部寺(札所1番)・真福寺(札所2番)・常泉寺(札所3番)・金昌寺(札所4番)・語歌堂(札所5番)・卜雲寺(札所6番)・法長寺(札所7番)・西善寺(札所8番)・明智寺(札所9番)・大慈寺(札所10番)・常楽寺(札所11番)・野坂寺(札所12番)・慈眼寺(札所13番)・今宮坊(札所14番)・少林寺(札所15番)・西光寺(札所16番)・定林寺(札所17番)・神門寺(札所18番)・龍石寺(札所19番)・岩之上堂(札所20番)・観音寺(札所21番)・童子堂(札所22番)・音楽寺(札所23番)・法泉寺(札所24番)・久昌寺(札所25番)・円融寺(札所26番)・大渕寺(札所27番)・橋立堂(札所28番)・長泉院(札所29番)・法雲寺(札所30番)・観音院(札所31番)・法性寺(札所32番)・菊水寺(札所33番)・水潜寺(札所34番)という行程で、秩父観光で人気になっています。